舞妓

ご宴会やイベントなどに舞妓さんを呼んでみませんか?



舞妓


 こちらでは舞妓さんについて、少しご説明させて頂きます。

  • 花街のこと
     京都には現在、「祇園甲部(ぎおんこうぶ)」「先斗町(ぽんとちょう)」「上七軒(かみしちけん)」「宮川町(みやがわちょう)」「祇園東(ぎおんひがし)」の五つの花街(かがい)があります。
    宮川町
    宮川町
     それぞれの花街の舞妓・芸妓が総出演し、日頃の芸の研さんぶりを披露する「をどり」は、京都の春を代表するイベントの一つです。
     祇園甲部の「都をどり」、上七軒の「北野をどり」、宮川町の「京おどり」、先斗町の「鴨川をどり」と次々にそれぞれの歌舞練場で開かれていきます。そして祇園東の「祇園をどり」は唯一、秋の開催です。
    祇園東
    祇園甲部
    祇園東
    祇園甲部

    上七軒
    先斗町
    上七軒
    先斗町

  • 舞妓さんのこと
     舞妓さんは、誰でもすぐになれるものではありません。
     まず、舞妓さんはおおむね二十歳までの娘さんに限られていますし、お座敷に出られるようになるには「仕込みさん」として、花街のしきたりや行儀作法、京都以外の出身の娘さんには京言葉などを少なくても一年程は修行しなければなりません。ですから、中学校卒業と同時に置屋さんで仕込みさんとして修行を始める娘さんが多く、なかには、置屋さんで修行しながら中学校へ通うといったケースもあるようです。
    半だらの帯 だらりの帯
    見習いの頃は「半だら」の帯(写真左)
    店出し後の「だらりの帯」(写真右)
     仕込みさんとしての修行が終わり、舞妓さんになる前の一カ月ほど「見習いさん」としてお茶屋さんの仕事を手伝いながら、自動車免許の路上教習のように実際のお座敷にでるための勉強をします。
     置屋さんに表札を出してもらい、組合にも登録が済むといよいよ舞妓さんとしての仕事が始まります。紋付きの黒い着物にだらりの帯の姿で、お茶屋さんに挨拶廻りをし、お披露目をします。
     舞妓さんを卒業する時期が来ると「襟かえ」をして芸妓さんになります。

  • 舞妓さんのスタイルのこと
      舞妓さんの姿は非常に華やかで艶やかです。この舞妓さん独特の姿は、江戸時代の室町通(むろまちどおり)にあった呉服問屋の娘さん達の姿だといわれています。
    三月 菜の花 五月 藤
    三月の菜の花
    五月の藤
     頭の花かんざし。これは一月から十二月まで毎月変わります。月々の花(三月は菜の花、五月は藤など)をあしらった非常に繊細なものです。
     他の月の花かんざしは こちら からご覧になれます。

     舞妓さんの特徴のひとつである日本髪は、すべて彼女達の自毛です。その髪型にも何種類かあり、最初は「割れしのぶ」を。二年程経つと髷かえして「おふく」になります。また祇園祭の時などは「勝山」に結います。
    割れしのぶ 下唇のみの口紅
    割れしのぶ
    下唇のみの口紅
     一方、芸妓さんになると自毛ではなくカツラの方が大半となります。
     お化粧は自分でします。最初の一年ほどは下唇にしか紅をさしません。また顔を白く塗るのは、照明器具がろうそくなどだった時代、薄暗い中でもはっきりと顔が見えるようにとの工夫の名残りです。歌舞伎も同様の理由で顔を白く塗ります。
     着物は、舞妓さん達の持ち物ではなく全て置屋の女将さんのものです。振り袖にだらりの帯。この振り袖は、よく見ると丈が少しつめて短くしてあります。これは、小さい子供の浴衣などをそうするように、舞妓さん達が幼く見えるようにそうされているのです。
    おこぼ
    おこぼ
     また、それに対し芸妓さんの着物は、留め袖に太鼓帯です。
     舞妓さんの足元、厚底の履き物は「おこぼ」といいます。

    ※掲載写真の一部は、溝縁ひろし氏のご提供によるものです。

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